防災教育は、その必要性は広く認識され、先進的な実践が積み込みあげられてはいますが、学校においては実施時間(どの時間を使うか)、実施内容・方法の明確化(何をどう教えるか)、実施主体(教職員か外部支援者か)の課題があり、地域においても担い手不足、「我ごと意識」の欠如から、その拡がりに課題があります。また、マンネリ化した訓練の繰り返しやあやふやな先進事例の模倣も見られ、正確さに疑問が残る実践も残念ながら少なからずあります。このような状況の中、防災教育のこれまでの実践の整理と評価、さらなる質的向上と量的拡がり、学校教育への位置づけ、大学の教職教育における防災・安全教育カリキュラムの研究、地域での継続的とりくみ支援などを追求するために「防災教育学会」を発足させ、実践・研究を進めたいと考えています。
上記の趣旨にご賛同頂き、ひとりでも多くの皆様がご参加くださいますよう、お願い申し上げます。<設立趣意全文>