第5回大会(第2報)

防災教育学会第5回(2024年度)大会開催についてのご案内(第2報)

防災教育学会の第5回大会を以下の要領にて、神戸学院大学で開催します。会員の皆様の多数のご参加ならびに研究発表のご応募をいただきますようお願い申し上げます。万障繰り合わせの上、ご参加いただきますようかさねてお願い申し上げます。

〔日時〕 2024(令和6)年 6月15日(土) 、16日(日)
 
〔会場(運営本部)〕 神戸学院大学 ポートアイランドキャンパス
〒650-8586 神戸市中央区港島1-1-3
https://www.kobegakuin.ac.jp/campusmap/portisland/
*大会に関するお問合せは会場大学ではなく、taikai★bosai-education.net (★を@に変更してください)にお願いします。

〔大会委員長〕 前林清和(神戸学院大学)

〔開催テーマ〕 阪神・淡路大震災30年 -世代を超えた新たな防災教育の地平-

〔主催〕 防災教育学会

〔共催〕 神戸学院大学

〔大会スケジュール〕
6月15日(土)
10:00~12:00 フィールドワーク (集合場所にて10:00~ 約2時間)
参加費 一般・学術1000円、学生500円 (参加申込時に前納していただきます)
※雨天で開催が危ぶまれる場合、開催の可否を当日午前8時までにメールにて参加希望者にお知らせします。ただし、【FW1】については雨天でも開催します。他のフィールドワークに参加希望の会員も変更して参加できますので、その場合には【FW1】の集合場所にお越しください。なお、中止に伴いどのフィールドワークにも参加しなかった会員には、大会の受付にて前納費用を返金します。 
【FW1】 阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター 解説付き見学ツアー
担当:諏訪清二(防災教育学会会長)
(集合場所) 人と防災未来センター入り口 
【FW2】 地域住民の地域住民による地域住民のための防災活動について考える
担当:光成研一郎(神戸常盤大学)
(集合場所) JR新長田駅南側広場
【FW3】 長田区西部、鷹取地区の現状と復興のプロセス、防災教育の取組を探る
担当:中溝茂雄(神戸親和大学、元神戸市立鷹取中学校避難所担当、復興担当教員)
(集合場所) JR鷹取駅南側
【FW4】 神戸湊川周辺の水害史と阪神・淡路大震災後のまちづくり
担当:森永速男(兵庫県立大学名誉教授)
(集合場所) 湊川公園楠木正成像前(神戸電鉄湊川駅または神戸市営地下鉄西神線湊川公園駅直上)
【FW5】 阪神・淡路大震災の爪痕を巡る
担当:前林清和、森永遼太(神戸学院大学)
(集合場所) 神戸市役所1号館前(JR三ノ宮、阪神・阪急神戸三ノ宮駅、市営地下鉄三宮駅南)
※ 詳細は、本案内の最後(↓)にあります。

13:15~ 理事会 (もしくは、事前にリモート開催)

13:30~ ワークショップ(1時間)1回目
14:40~ ワークショップ(1時間)2回目
 ※参加申し込みの際に、参加したいワークショップを第3希望までお知らせいただきます。
【WS1】 たき防災体験:避難編と避難生活編
担当:大須賀由美子会員(だんだんキッチン代表)
【WS2】 古今災考 -歴史災害を活用した防災学習教材の検討-
担当:黒澤 宗一郎(京都大学大学院情報学研究科博士課程・防災研究所所属)
【WS3】 明日災害が起こる!今日のうちに何をしておく? 
担当:諏訪清二(防災教育学会会長)
【WS4】 開発教材「鳥の眼 虫の眼」 風水害編
担当:前林清和(神戸学院大学)、田中綾子(関西国際大学)
【WS5】 開発教材「鳥の眼 虫の眼」 津波篇
担当:明石スクールユニフォームカンパニー
【WS6】 防災を「自分事」にするための『防災SDGsすごろく』 学校現場での活用法
担当:木村佐枝子(桃山学院教育大学)
【WS7】 災害発生後の課題と対応〜若手の人材育成に向けて〜
担当:桝田順子(兵庫県立明石北高等学校)
※ 詳細は、本案内の最後(↓)にあります。

15:45~17:15 シンポジウム「能登半島地震-これからの防災教育と心のケア-」
コーディネータ:中野元太(京都大学防災研究所)
パネリスト:
室崎友輔(神戸常盤大学講師、兵庫県防災士会理事長)
前川良栄(一社・福祉防災コミュニティ協会)
小寺真穂 (震災学校支援チームEARTH、兵庫県立舞子高等学校教諭)
脇田 潤(金沢福祉専門学校福祉ビジネス学科専任教員、元石川県珠洲市立緑丘中学校教諭)

17:20~17:50 総会  

18:00~20:00 懇親会  神戸学院大学内 ジョリポー 
参加費 一般・学術6000円、学生4000円 (参加申込時に前納していただきます)

6月16日(日)
8:45~受付開始

9:00~10:24 研究発表① (口頭、O-1~O-7)   発表時間8分+質疑応答4分

10:24~10:36 休憩

10:36~12:00 研究発表② (口頭、O-8~O-14)   発表時間8分+質疑応答4分

12:00~13:30 昼休憩及び研究発表③ (ポスター、P-1~P-12)

13:30~14:42 研究発表④ (口頭、O-15~O-20)  発表時間8分+質疑応答4分

14:50~15:40 基調講演「兵庫・神戸の防災教育30年」
神戸親和大学 教授 中溝茂雄

15:45~17:00 シンポジウム「世代を超えた新たな防災教育の地平」
コーディネータ:諏訪清二(防災教育学会会長)
パネリスト:
中溝茂雄(神戸親和大学)
舩木伸江(神戸学院大学) 
柴田真裕(桃山学院教育大学)
小崎遼介(環太平洋大学)
田中達也(神戸常盤大学)

17:00 閉会

〔参加費など〕  
【大会参加】 学術・一般会員 4,000円  学生会員 2,000円  非会員 6,000円  *予稿集及び名札等の事前送付費用を含む

【フィールドワーク参加】 学術・一般会員 1,000円  学生会員 500円  非会員 2,000円

【研究発表料】 筆頭著者が学術会員の場合2,000円、学生会員の場合1,000円
*非会員の共著者が含まれる場合、非会員一人当たり、社会人の場合5,000円、学生の場合2,000円を発表料として別途いただきます。

【懇親会】 学術・一般会員 6,000円  学生会員 4,000円

【参加申し込み】
 以下のPeatixのサイトから申し込んでください。
https://peatix.com/event/3923203/view

〔防災教育学会第5回大会 フィールドワークとワークショップ 詳細〕

【フィールドワーク】 6月15日(土) 10:00 集合・開始
【FW1】 阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター 解説付き見学ツアー
担当:諏訪清二(防災教育学会会長)
概要:
人と防災未来センターには数々の資料が展示されており、それらを見て回るだけでも膨大な時間と労力が必要です。すべての展示の解説をじっくりと読みながら回るには、一日では無理でしょう。そこで、諏訪の解説付きで展示を回りませんか。皆さんからのご質問にお答えしたり、諏訪の(個人的な)一押しポイントを解説します。なお、入館料はご自分でお支払いをお願いします。
(集合場所) 人と防災未来センター西館入り口

【FW2】 地域住民の地域住民による地域住民のための防災活動について考える
担当:光成研一郎(神戸常盤大学)
概要:
神戸市長田区に位置する新長田駅周辺は、阪神・淡路大震災の最も被害の大きかったエリアの一つです。そのエリアのまち歩きを行い、地域住民として復興に携わり、今も地域防災活動をされている方々の話を聞き、現在進行形の防災活動について考える機会とします。震災経験者と震災を経験していない未災者のそれぞれの防災活動を聞き、地域防災活動の未来についても考える機会としたいと思います。
(集合場所) JR新長田駅南側広場 

【FW3】 長田区西部、鷹取地区の現状と復興のプロセス、防災教育の取組を探る
担当:中溝茂雄(神戸親和大学、元神戸市立鷹取中学校避難所担当、復興担当教員)
概要:
地震発生直後に焼失した鷹取商店街、生き残った方々が避難した鷹取中学校、ボランティア活動の一大拠点となった鷹取教会救援基地を訪問します。鷹取中は全社協が運営支援を担った学校避難所で、現在も被災地発の防災教育を推進しています。鷹取教会救援基地は、現在もFMわいわいなど多文化共生の地域活動拠点となっています。
(集合場所) JR鷹取駅南側 

【FW4】 神戸湊川周辺の水害史と阪神・淡路大震災後のまちづくり
担当:森永速男(兵庫県立大学名誉教授)
概要:
 神戸は「震災のまち」というよりは、元来「水害のまち」です。そのため、神戸では明治以降、水害対策として川の付け替えや堰堤の整備を行ってきました。本FWでは、兵庫区湊川周辺の水害対策とまちづくり、阪神・淡路大震災後の兵庫区松本通のまちづくりを紹介します。なお、このツアーは2022年度の大会で行ったものと同じなので、ご注意ください。
(集合場所) 湊川公園楠木正成像前(神戸電鉄湊川駅または神戸市営地下鉄西神線湊川公園駅直上) 

【FW5】 阪神・淡路大震災の爪痕を巡る
担当:前林清和、森永遼太(神戸学院大学)
 神戸市中心部海岸付近にある以下の震災遺構を巡ります。東遊園地、阪神高速道路神戸線の折れた橋脚のモニュメント、商船三井ビルの耐震設備、メリケンパークの被災岸壁など。
(集合場所) 神戸市役所1号館前(JR三ノ宮、阪神・阪急神戸三ノ宮駅、市営地下鉄三宮駅南)

【ワークショップ】  6月15日(日) 13:30(1回目)  14:40(2回目)
【WS1】 たき防災体験:避難編と避難生活編
担当:大須賀由美子会員(だんだんキッチン代表)
概要:
誰一人取り残されない防災を目指し、避難編と避難生活編の2パートのワークショップを実施します。学校で、地域で、学校・地域協働で、「知ろう、作ろう、つながろう。」をテーマに、まずは知ること、そして仕組みづくり、人と人とのつながりを目的にしたワークショップです。

【WS2】 古今災考 -歴史災害を活用した防災学習教材の検討-
担当:黒澤 宗一郎(京都大学大学院情報学研究科博士課程・防災研究所所属)
概要:
歴史災害の記録(現時点では明治大正期が中心)に残された「一見現代とは無縁に思われる出来事や被災者の言動」を通じて、これまでの防災教育では取り上げられる機会の少なかった問題を考える教材です。

【WS3】 明日災害が起こる!今日のうちに何をしておく? 
担当:諏訪清二(防災教育学会会長)
概要:
防災教育は、知識を押しつけるだけでは効果が上がりません。防災の知識を行動に結びつける大切さを学ぶワークショップを体験しませんか。紙と鉛筆があればできます。

【WS4】 開発教材「鳥の眼 虫の眼」 風水害編
担当:前林清和(神戸学院大学)、田中綾子(関西国際大学)
概要:
 開発教材「鳥の眼 虫の眼」 風水害辺Section2の体験ブースです。プログラムはクイズ形式になっており、10問回答いただいたあとに答え合わせをします。水害への備えと、早期避難の必要性、状況に応じた対応について考えましょう。

【WS5】 開発教材「鳥の眼 虫の眼」 津波篇
担当:明石スクールユニフォームカンパニー
概要:
 地震による津波災害をテーマに、ドローン・まち歩き映像やクイズなどを通して、まちに潜む危険を見抜く力、避難方法を身に付けるための参加型ワークショップです。小学校高学年~中学生対象の教材をぜひ体験してください。

【WS6】 防災を「自分事」にするための『防災SDGsすごろく』 学校現場での活用法
担当:木村佐枝子(桃山学院教育大学)
概要:
防災SDGsすごろくは、防災と世界的な課題とされる持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)を結び付け、自分事として取り組むことができるようにクイズを交えながら、楽しく学んでもらうための防災教育教材です。本ワークショップでは、教材の体験と実際に学校現場で活用していただくためのレクチャーを含めたワークショップを開催します。

【WS7】 災害発生後の課題と対応〜若手の人材育成に向けて〜
担当:桝田順子(兵庫県立明石北高等学校)
概要:
 東日本大震災発生時に宮城県石巻西高校教頭として避難所運営にあたり、その後校長を務めた齋藤幸男氏が、震災の教訓を語り継ぐと同時に若手の人材育成を図る具体的方策として考案したワークショップを紹介します。2020年に兵庫県立舞子高校環境防災科で実践されて以降、各地の中学校・高校などへ取組が広がっています。